最近、ちらほらと質問をいただくようになってきました。
ありがとうございます!
嬉しい!!
みんなが何に疑問をもっていて、
どこにニーズがあるのか分かるので、
質問していただけると、私にも学びになります!!
さて今回のいただいた質問なのですが、
「宅ローンの金利が1%以上上がるならば、全額返済したほうが良いよね?」です。
日銀の利上げの報道がされたときにいただいた質問です。
利上げは一旦撤回となったから、ちょっと下火になっているかもしれないけれども、
いつまた金利を上げる議論が出るか分からないから、ここにメモとして残しておくね。
なぜ1%という数字が出てきたのはかはわからないけれども、
(質問をくださった方に何があってどういう説が伝わったのかはわからないけれども)
住宅ローン金利がどれくらい上がろうとも、
結論は同じ。
①住宅ローン減税の期間が残っている場合は、その期間は残しておいた方が良い
②住宅ローン減税の期間以上の残額については、なるべく早く返した方が良い
かな。
①はせっかく利用できる節税の制度なので、利用しない手はないと思う。
なので、異論はあまり出ないかなと思う。
②については、全く正反対の意見を持っている人もいるので、自分がどちらの考え方が合っているかしっかりと吟味してほしいと思う。
「インフルエンサーが言っていたから。」「〇〇さんが言っていたから。」とかではなく、自分で自分に合うものを選択し決断することが大事だと思うな。
私はなるべく早期に返済をして借金という重荷を外し、
キャッシュフローを改善するのが良い派なのだけれど、
全く正反対の考え方をする人たちもいるんだよね。
正反対の考えと言うのは、
低金利でお金を借りられるのであれば、どんどん借りて限度額まで借りて、その借りたお金を高利回りの投資に回すというもの。
金利と金利の差額(投資の高金利と借り入れの低金利の差額。これをイールドギャップと言うよ)をとって、その差額を利益とすることだよ。
『1年で億り人になる』戸塚真由子著
の中にはそのようなことが書いてあったと思う。どんどん借金をしてどんどん投資をしていくことを勧めていた。
(しかしながら、どうやってどんどん借りるのか、また借りた後どこにどんな投資をするのかというところまでは書かれていなかったと思う。読んだのが結構前なので、記憶があやふやでごめんなさい。)
私の友人も低金利だから、どんどん借りたほうがいいと言って、自分が借りられるMaxの金額で不動産投資をしていた。こんな低金利の時代に繰り上げ返済をするなんて、頭がおかしいと言うのが彼の説だった。
とはいえ、イールドギャップを取ると言うのは上級者の戦略だと思う。
世の中のどんな動きにも翻弄されずに稼ぐことができる入金力と、
高リターンの投資先を見つけるという目利きの力の2つがいる。
そういう上級者でもない限りイールドギャップは取るべきではないのではないかなと思うな。
つまりは、
✅住宅ローンを繰り上げ返済せずに、余剰資金を投資に回すのがよいのか
✅早期に繰り上げ返済して身を軽くし、キャッシュフローが潤沢になった状態で投資を始めるのか
自分にはどちらが向いているのか、よく吟味をして納得した上で、
返済と投資のバランスを考えてみてね。